これまでの記事で未来予知の実例は
何度か取り上げていますし、また
それをあらかじめ知った事で、未来を
変更できたという例も取り上げてきま
した。
未来予知は、夢の形で現れたり、リラックス
した状態の時に現れたりするという事でした
が、今回の事例もそのような事について
になります。
コリン・ウィスルソン氏の著書からの
引用になります。
これはルイーザ・ライン博士という人物
の事例から、未来を変更できた事例が
取り上げられています。
『』内が引用で、~が中略です。
『ある母親が、小さな入江の岸辺で、
数人の友だちとキャンプをしている
夢を述べた。彼女は岸をくだって赤ん坊
を入江に連れていき、服を何枚か洗う
つもりでいた。すると、石鹸を忘れて
いたのを思い出してテントに引きかえし、
放っておかれた赤ん坊の方は石を海に
投げていた。戻ってみると、赤ん坊は
入江に顔をうずめていて、引きあげる
と死んでいた。
その夏、彼女は友達数人とキャンプに
行き、入江の土手の一点を選んだ。
少し服を洗おうと思いたち、岸を
くだって赤ん坊を入江に連れていった。
すると、石鹸を忘れていたのを思い
出して戻りかけた。そうするうちに、
赤ん坊が海に石を投げ始め、例の夢が
パッと頭に浮かんだ。何もかもまったく
あの夢と同じだと確信したのである。
赤ん坊の服装まで。
そこで赤子を抱きかかえ、いっしょに
テントへと引きかえした・・・・・。
ここで述べられているのは明らかに
〈予知〉のおかげで悲惨な結末を回避
できたケースであって、未来は前
もってしっかり決まっているわけでは
ないことを実証しているように思わ
れる。そしてこの見解は、他の
少なからぬケースによって
裏付けがとれるようだ。予知をめぐる
名高い論考であるアーサー・W・
オズボーン(一九八一~)の
『未来が今』(一九六一)にも、
そんな例が二つ見つかる。ある家の
長男が、タスマニア州のホウバートに
ある別荘で休暇をとっていた家族の
ひとりを訪れていた。するとキングストン
に車で戻ろうと出発する前に、帰宅中に
事故にあうような予感がしたから気を
つけて運転してね、と母親に警告される。
路を半分ほど戻ると、若者は母親の
警告を思い出して時速を二五マイルに
落とす。
(引用注:1マイルは約1.6キロ
なので、大体時速40キロという
事ですね。結構なゆっくりぺース
ではあります。)
数秒後、車は氷のかけら――運転中に
あった唯一のもの――の上を横すべり
して、堤防にぶつかったあと、溝に
はまってしまった。車はひどく破損
したが、彼は無傷だった。もし倍の
速度でずっと進み続けていたら、命を
落とすか、重傷を負っていただろう。
二番目の出来事では、オズボーンの
友人――名門校の音楽教師――がピアノを
弾いている生徒のうしろに立っていると
、五線紙が消えたような感じで、その日
の午後 車でのぼっていくはずの道路
の一部が目に浮かんだ。と、眺めて
いるうち一台の車がものすごい速度
で車線の進行方向を逆に大きく曲がって
きた。すると景色は消えていき、何事も
なかったかのように目の前には五線紙。
その日の午後、曲り角に近づくと突然
その〈幻視〉が思い浮かんだ。そこで
間髪を入れず反対車線に乗り入れたの
である。すると一台の車が対向車線を
猛スピードで曲がってきた。あらかじめ
見ていたのとまったく同じように。
(引用注:これは誤訳なのでしよう。
幻視を見た音楽教師が反対の対向車線
に乗り入れて助かったのだから、
対向車線というより、相手の車は
、音楽教師にとっての進行側の
車線を走ってきたという事になり
ます。)
これらのケースを見るとわけが
わからなくなる。未来は前もって
決まっているどころか、変更も
できると考えられるからだ。
そして変更の直接のきっかけが
予感であった以上、まるで未来は
変更できるのだと言わんばかりに
警告が与えられたようにも思える~
~こうなると両立しないふたつの説
が出てくる。
(一)未来はあらかじめ決まって
いるわけではないが、にもかか
わらず未来が抱えもつものを垣間
見ることは可能である。
(二)未来はあるていど決まって
いるが、人間の側が意識的に力を
尽くせば変えられる。
“ 「」内 出典:「超オカルト」
コリン・ウィルソン著
風間賢二+阿部秀典訳
ペヨトル工房刊”
最後の考察は、コリン・ウィルソン氏の
ものですが、これらの時間に対する
事については、私の答はすでに出て
いますね。
まずあらゆる無限の未来も過去もすでに
存在しているので、一つのタイムライン
としての未来は、すでに決まっています。
通常の意識で生きている人にとって
そのタイムラインで決まっている未来を
ほぼそのまま生きるのですが、潜在意識
にアクセスし、未来を先回りして体験
したり、過去の潜在意識にアクセス
したり、また潜在意識からヒントを得る
事によって、そのタイムラインを変更
する事ができるという事なのです。
決して変えようとする未来に直接
アクセスできなくても、潜在意識の
領域に入り、感覚として体験する
だけでも、タイムラインを変更する
事はできると思います。
ウィルソン氏も、説明されているように
今回のケースは、その未来が変更される
ように警告を受けているように
なっていますが、その警告を発している
のが、高次元の自分自身、もう一人の
自分、またはハイアーセルフという事に
なるのだと思います。
少しでもそういう次元の意識にアクセス
する事は、自分にとっての望ましい未来が
待つタイムラインを生きるためには、非常に
大事なのだと思います。
ただし、結局意図的にそういう意識に
アクセスするやり方を知らなくても、
もっと簡単に私たちの望むタイムライン
のコースにできる、とても簡単な方法が
あるのです。
それは、私たちがどれほど、ふだん
「目覚めてない状態」であったと
しても、無限の能力を持つ潜在意識から
切り離されているのではなく、単に
アクセスが困難になっているという
だけで、ちゃんとつながっているのです。
なので、イメージ方法を覚えるだけで
誰にでも簡単にタイムラインを
変更できるやり方をお伝えします。
それは、単純に「望み通りになった
未来だけを。できるだけ鮮明にそして
具体的にイメージする事」
ただけこれだけです。
そこにたどりつくまでの理由も具体的
なコースも、納得のいく過程も必要
ありません、そのようなものは
イメージの邪魔になるだけです。
望む最終結果だけを鮮明イメージする
事、ただそれだけの事です。
今回は、最後のこの太字の部分だけ
わかっていただければ良いというような
記事でもありましたね(*^^*)
ではまた(^^)